10月だというのに今日は最高気温が31度の真夏日であった。
これはいわゆるインディアンサマーなのかと思ったが、調べてみたらインディアンサマーとは一般的には晩秋から初冬に現れる暑い日のことを言うらしい。今日のはただの残暑ということになるかもしれない。明日は雨の予報で気温は一転して13度に下がるらしい。やっと秋らしくなるようだ。NYはここしばらくまとまった雨が降っておらず大方芝はカラカラ状態である。今は秋の施肥の時期ではあるが、正直こんな状態で肥料をまくのはちょっと気が進まない。先週はタコマ(僕の仕事用のピックアップ・トラック)のトラブルで仕事ができず肥料まきが例年より一週間ほど遅れている感があるが、夏がずれ込んでいるのも確かである。だんだん寒くなるのが遅くなっているような気がする。落ち葉のピークも毎年少しずつ遅れているのを感じる。
地球温暖化は嘘だと言う人もいるが(CO2濃度と温暖化の因果関係は嘘かもしれないが)体感的には確かに年々温暖化傾向にあるように思える。農業など自然を相手にしている一次産業従事者の方々は一層肌で感じていることだろう。26年NYに住んでいるが、来た当初と比べたら確かに温暖化しているように感じる。第一ここ数年ホワイトクリスマスというのがなくなった。思い起こせば昔6年間住んだ札幌も、一年目の冬と6年後の冬とでは雪の量が歴然と減っていたのを感じたものだ。体験上、温暖化は事実だろうと思うのだが、学者の中には地球はプチ氷河期に向かっていると言っている人もいるようだ。一体どうなっているのか。そのへんのところをもう少し深く調べてみたい。
先月、9月23日に国連総会の気候変動サミットでスピーチした16歳の少女グレタ・トゥンベリさんが話題となっている。
出席した各国代表のお偉いさまたちに向かって怒りの主張をぶちまけたわけだが、彼女の背後には環境問題を政治利用しようとするグローバリストたちが潜んでいることは確かである。見かけの「正義」を装って私腹を肥やすことだけに躍起になっている連中に世界は権力を握られているのか。「正義」とは彼らにとっては金儲けの道具に過ぎないのだ。しかし地球環境は今現在も人間の手で壊され続けているのは事実である。環境問題とは本来真摯に取り組むべき問題なのである。これを放っておいては、結局、人類自らが生存の危機に直面することは間違いないのだから。
人間の知恵と良識、そして科学の力で解決すべき問題が、嘘とプロパガンダで金儲けの道具にされているのは悲しいことだ。それは完全に間違っている。この世界に潜む悪徳を一掃することから始めなければならないのではないか。グレタさんは活動家になるのではなく、これからしっかり勉強して研究者となって環境問題に取り組んで欲しい。怒りをぶつけていても何も解決はされない。誰かを批判するだけの活動家など必要ないのである。「正義」に打ち震える情熱があるのなら、それを正しく使って欲しいとヨーガな僕は思うのである。
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